春秋例祭関係

春季例祭
4月17日または、直前の日曜日
令和7年4月13日(日)
春季例祭(祈年祭・春祭り)は、稲をはじめ農作物の生育が始まる春に神様に祈りを捧げ、作物の順調な成長と豊作を祈るお祭りです。
東照宮の春季例祭では、祭典のほか、子供神輿行列、碇太鼓保存会による太鼓の奉納演奏、抹茶席、生花展、植木市などが催されます。
秋季例祭
10月17日または、直前の日曜日
令和7年10月12日(日)
秋季例祭(新嘗祭・秋祭り)は、稲刈りや収穫が終わった時期に行われ、豊作の恵みに感謝し、地域の繁栄や人々の健康を願うお祭りです。
東照宮の秋季例祭では、祭典のほか催しとして、福引、碇太鼓保存会による太鼓の奉納演奏、抹茶席、生花展、植木市などが催されます。
秋季例祭前日祭
(東照宮子ども平和みこし行列)
秋季例祭の前日
令和7年10月11日(土)
東照宮の御祭神である徳川家康公は怒濤の戦国時代を生き抜き、応仁の乱以降、約150年続いた戦国乱世の時代に終止符を打つ天下統一を成し遂げ、戦乱のない平和な時代を築かれました。その後260年以上に亘って平和な時代が続いたことは世界史を見渡しても希有であり、この間に大きく発展した文化、芸術、学問等は今日の日本の礎となっています。
東照宮では、家康公没後50年毎に大神輿を中心とした石引台花車や笛太鼓、神馬、御庭払など、二千人が町中を練り歩く大行列「通(とお)り御(ご)祭(さい)礼(れい)」が、官民一体となって賑やかに行われてきました。文化12年(1815)を最後に、幕末の混乱や戦争などにより3度中止され、平成27年(2015)に、200年ぶりに平和を象徴する神輿行列として「通り御祭礼」が復活しました。
この「通り御祭礼」にあやかり、「東照宮子ども平和みこし行列」を秋祭り前日祭として行うことになりました。天下泰平の世にのみ舞降りる平和の霊獣 麒麟獅子の舞や、「通り御祭礼」の内容を織り交ぜ、子ども達と共に、恒久平和と地域の発展を願い、練り歩きます。
行列内容 | 子ども神輿、太鼓神輿、榊神輿、麒麟獅子、高釣燈、御庭払、拍子木打など。 |
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開催場所 | 東照宮とエキキタパーク及び、その道中。 |
その他 | 平和の象徴「麒麟獅子舞」、平和を祈る「浦安の舞」(巫女舞)の奉納。 伝統文化体験コーナー、縁日などの各種催し物。 |
通り御祭礼
江戸時代に広島東照宮所蔵の大神輿(みこし)を中心に、広島城下町(東照宮から西国街道を通り廣瀬神社まで)を巡行した二千人の大行列。東照宮の御祭神である徳川家康の50年忌(寛文6年/1666年)に始まり、以後50年毎に行われた。『知新集』には「町々両側に拝見の男女家毎に充満し、近国遠在よりも承り伝えてこの御祭礼を拝み奉らでやむべきかはと、あらそいあつまるもの幾十万ということを知らず」という記述や、当時の藩士達も行列に連なったことが記されており、広島を代表する祭でした。
文化十二年(1815)以降戦争などを理由に途絶えていましたが、平成27年10月10日、200年ぶりに正式復興を遂げました。
子供神楽共演会
秋季例祭の前日祭では平成4年から、次代を担う各地域の子供達が、伝統芸能を継承・理解していく励みにすることを目的に、子供神楽共演会を開催しておりましたが、コロナ禍の影響、設備費の高騰や神楽団の減少等により再開の見通しが立たないことから、令和元年の第28回をもって終了することとなりました。
28年間、活動の励みとなる発表の場として開催致しました共演会の終了は、断腸の思いでしたが、これまで延べ129団体、総勢1,698名の子供たちが出演し、伝統文化の継承と子供達の健全育成に寄与できましたことは誇りでございます。
長年に亘りご協賛とご支援を賜りました皆様へ、改めて深甚なる敬意を表し、衷心より厚く御礼申し上げます。
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